準決勝のフランス戦はこれまでとは全く異なる戦いを強いられるであろう

準々決勝のイタリア戦があまりにもドラマチックだったので疲れてしまった感があるが、既に明日は準決勝のフランス戦だ。ドイツ代表はけが人が続出しており、FWのゴメスは大会からの離脱が決まっており、中盤のケディラも怪我のため少なくともフランス戦を欠場、さらにDFのフンメルスはイエローカード累積で欠場が決まっている。特に唯一のFWとしてここまで良い働きを見せてきたゴメスの離脱はドイツにとっては非常に痛い。

しかし、これらの状況を抜きにしてもドイツはこれまでとは全く違う戦い方を強いられることは間違いない。というのもフランスは今までの相手とは全く異なる戦い方をしてくることが確実だからだ。ドイツの今までの相手はまず守備を固め、その攻撃に耐えながらカウンターを狙う戦術を採ってきたが、フランスは多かれ少なかれ自らボールを持って攻めて来る相手であると言うことだ。そしてそれを可能とするだけの強力な個々の選手に加え、圧倒的な地元の声援を味方につけている。

もちろん、これまで組み合わせに恵まれて格下ばかりと戦ってきたフランスにとってもドイツは全くレベルの異なる相手であることには違いない。しかし、地元の期待を背に受ける以上、ドイツの攻撃に尻込みするような戦い方はしてこない筈だ。そうでなくともフランスはイタリアのようにひたすら守り倒して勝つという芸当は出来ない。あくまでグリーズマン、ポグバ、パイェなどの強力な個の能力をベースに自ら試合を決めに来るだろう。

そして、こういった状況はドイツに必ずしも不利な要素とは限らない。ドイツはこれまでのように圧倒的にボールを支配する事こそ難しくなり、時間帯によっては守備ブロックを固めて耐える時間も出てくるだろうが、逆に言えばこれまでにないくらいドイツの攻撃陣がプレーするスペースを得ることになる。

私としてはイタリア戦と同じく3バックに、前線はドラクスラーとミュラーの2人のFWでくるシステムをヨアヒム・レーヴは用い、得意のポゼッションだけでなく素早い攻守の切り替えからのショートカウンターで得点し勝利することを期待している。気になるのは明日のマルセイユは30度超えの猛暑になることが予報されていることで、これはアウェーかつ暑さに弱いドイツ人には不利だ。フランスの高い個々の身体能力に振り回され、体力を消耗する展開は避けてほしいところだ。そして、この試合が事実上の決勝戦という位置づけになるだろう。

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