先のトルコ選挙におけるドイツトルコ人の不可解な投票態度に考えさせられた

先週トルコの憲法改正の是非を問う国民投票が実施され、結果は既に報道されている通り、憲法改正の賛成派が僅かに反対派を上回り、トルコ大統領エルドアンに絶大な権力が与えられることが決定した。この結果を受けてトルコの独裁化は確実とみられている。エルドアンはこれによる独裁化を否定しているが、彼がこれまで行ってきた事を振り返ればその言葉を額面通り信用するものは少ないだろう。トルコはドイツにとって色んな意味で関わりの深い国であり、極めて厄介な事態になった。

そして、さらにドイツ国内で問題視されているのが、実に投票に行った63%のドイツ在住トルコ人がこのエルドアンの権力拡大に賛成票を投じたと言う事実である。彼らはいわば民主主義の国であるドイツで自由な生活を謳歌する一方で、トルコについては事実上の独裁政治を望むというまるで矛盾した投票行動に出た。

そしてドイツ在住のトルコ人のこういう不可解な政治的姿勢は今に始まった事ではない。と言うのも、彼らの多くはドイツで生まれ、ドイツとトルコ両方のパスを持っている。実際に彼らはドイツの選挙となると投票者の9割近くがエルドアンの政治体制とは全く逆のSPDやGrüneやLinkeのようなリベラルな政党に投票するらしい。

私はドイツに住むトルコ人の全員がそのような行動を取るとは思ってないし、詰まる所何に投票しようがそれは自由だ。しかし、実際に多くのトルコ人がドイツの社会に適応出来ないのもわかる気がする。基本的にこんな筋の通らない行動をする人間が他人に認められるとは思えない。

彼らはドイツでトルコ人の親の元に生まれて、ドイツ人としても育つと言うある種特異なキャラを持っており、彼らの気持ちは私のような唯の外国人には想像がつかない部分もある。また彼らはドイツで差別的に扱われており社会に受け入れて貰っていないと感じており、そのドイツ社会に抗議する意味で敢えてドイツに都合の悪いエルドアンの政治体制に賛成したとも言われている。

しかし、本当にそんな理由で投票したのならそのドイツトルコ人は相当捻くれているなと私は思う。政治的に云々よりも自分が不幸だから他人の足を引っ張って優越感に浸りたいような人間だと邪推してしまう。

私がなぜこんな事を気にするかと言うと、自分の子供が仮にドイツで育った場合、こんなドイツトルコ人みたいな筋の通らない捻くれた人間にならないか不安があるからだ。そうならない為にも親の責任と言うのは大きいと思う。このような社会に適応できない変な2世3世外国人がのさばっているのは、決して私にとっても他人事ではないなと思った次第だ。

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