翻訳という作業の難しさ実感し、再び独和辞典を利用するようになった

ドイツ語で何か分からない単語を調べるとき、長い事Dudenのオンライン独独辞典を利用していた。もちろんドイツ語を学習し始めたときは独和辞典を利用していたが、ある程度ドイツ語の力が付いたならば、更に力を伸ばすためにも日本語のフィルタを取り去って学習するべきだと思ったからだ。ドイツ語は言語的にも文化背景的にも日本語とは著しく離れた言語であるから、日本語に変換すると元の意味と一致しない場面が多く出てくる。

それともう一つ、独和辞典は主に翻訳をする人が使うものだと思っていたからだ。本当に大変失礼な話で恐縮だが、私はこれまで翻訳という作業にそれほどの価値を見出すことができなかった。結局のところ、他人の意見や考えを別の言語に変換して伝えるという作業は、受動的で機械的で、そのうちロボットか何かで代用される仕事だと考えていた。

しかし、こうして昨年あたりから頻繁にブログを更新するようになると、ドイツ語で理解したことを日本語にして伝えることは非常に難かしい作業なのだと実感するようになった。翻訳のプロと呼ばれる方々はそれを限られた時間で正確に、そしてその外国語をその場面、分野やテーマに適した日本語に表現するのであるから、本当に高いスキルと経験が必要な奥の深い仕事なのであろうと、今更ながらその価値を実感できるようになった。

そういう訳で、数か月前から長らく使っていなかった独和辞典を再び利用するようになった。私が以前使っていた頃はカシオの電子辞書が定番だったが、知らぬ間に小学館独和大辞典のスマホ用のアプリまで出ていた。これは本当に便利でありがたく使わせて貰っている。そして、改めて使ってみるとその情報量に驚くばかりだ。辞書なんて当たり前のように使っているが、その作成にはそれこそ膨大かつ非常に繊細な作業が必要だろう。

因みに、あくまでもドイツ語の力を恒常的に伸ばしたいのであれば、やはり早い段階での独独辞典の利用をお勧めする。最初はややストレスに感じるが、これにより、語彙力、表現力、ドイツ語に対する語感などが鍛えられる。ある程度理詰めで学んだ後、外国語をそのまま受け入れ感覚的に理解する学習、経験を積むことが、伸び悩みを防ぐ為にも重要だと個人的には思っている。

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