新型コロナ・ワクチンの1回目の接種を受けてきた

バイエルン州では5月末よりワクチン接種の優先順位が撤廃され、誰でもかかりつけの医師などにワクチンの接種を申し込める。私は一応、州が管理しているウェブサイトに接種希望者として登録はしておいたが、特に急いでいる訳では無かった。しかし、事態が急転していきなり接種を受ける事になった。

何がきっかけかと言えば、木曜日の祝日にあった友人からの電話である。個人的な事になるので詳細は避けるが、とにかくいきなりその日に接種できるチャンスがあるとの事である。担当者の電話と名前を貰い直ぐに電話をして、アポを取り、接種と言う段取りとなった。

接種所に着くと幾つかの書類を記入し、早速接種となった。医師から質問などがないかと問われたので、当然どこのメーカーのワクチンか訊いたところ、バイオンテック/ファイザーのものだった。アストラゼネカ製には少々不安があったので取り敢えず安心した。

もう一つ、この日は少々運動をする予定だったので接種後に運動をして良いかどうか訊いたところ、具合が悪くないと感じているなら構わないとの事だった。私は「注射をした日は運動はおろか、風呂に入ってはならない」と言われて来た世代なので、一応訊かせてもらった。

接種後は副反応の経過を見るため15分ほど現場で待機し、その後2回目の接種について情報を貰い終了した。友人の電話から接種の終了まで、ものの1-2時間程度の話である。おそらく、その施設でワクチンが余っていたのだろうが、特に新型コロナワクチンは国をあげて迅速な接種を進めているので、このような急なケースは一般にもあるのではないか。その場合はとうぜん即断即決が求められる。

そして肝心の副反応であるが、接種後はとても運動どころでは無いほど疲弊し、この疲労感は翌日まで残った。寧ろ翌日の方が酷かったかもしれない。発熱や頭痛とかはなかったが、旅行での時差ボケの疲れと感覚が似ている。もう一つ、接種を受けた左腕はもはや上がらない程の痛みが出た。これは関節痛ではなく、筋肉が痛む感覚である。これはおよそ3日後に収まった

私は4月にダニが媒介する感染症FSMEの予防接種を受けて何の副反応も無かったが、さすがにこのコロナワクチンが強烈なのは良く分かった。話によると、バイオンテック/ファイザーのワクチンは2回目の方がより強い副反応が出るそうなので、個人的に留意しておく必要がある。今後ワクチン接種を希望されている方は参考にされたい。