ドイツ、コロナ危険地域からの帰国者に強制テストを実施する

8月も半ばに入りバカンスシーズン真っ盛りである。今年はコロナ禍でそれも例年とは異なるが、ドイツ人にとってバカンスは何よりも大切であると同時に、南欧の国々にとっても夏のバカンスの有無は経済的にも死活問題になる。そこでドイツはこのバカンスを救うべく、6月15日に殆どのヨーロッパの国に対する渡航中止勧告を渡航注意情報に置き換えて便宜を図った。

このお陰で、現地のコロナルールに注意しながらも、一旦は外国へ旅行する事にそれ程大きな問題はなくなった。バカンスは単なる遊びではなく、精神的にも肉体的にもリフレッシュする為に必要な時間である。

しかし、その影響もあってかここに来て再び感染者が増えてきたのも事実である。そこでドイツでは先週から国を問わず外国からの帰国者を対象に、帰国後72時間以内であれば希望者に対し無料のPCRテストが実施されている。

そして更に、先週国内で1日あたりの感染者が再び1000人を超える日が続いたことで、先の土曜日からは外国でもいわゆる「危険地域」に滞在していた帰国者は強制的にテストを受けなければならなくなった。これを逃れる為には、該当者はドイツへ帰国する前48時間以内に現地でテストを受けて、ドイツ語か英語で陰性を証明する必要がある。

まあ、そんな事は殆どの人はしないだろうから、結局はドイツ帰国後にテストをする事になる。テストは空港や駅などで帰国後直ぐに行う事が可能で、帰国後72時間以内であれば無料である。ここで証明書を発行してもらい、後に役所が要求してきた際にこれを提出する。

ここで陰性を証明できない場合、テストを帰国後14日以内に受けなければならない。テスト結果は通常2日程度で出るが、それまでも自宅で常時他者とは隔離した状態である事が義務付けられている。結果が陽性の場合は更に14日間の隔離状態を強制される。因みに、このテストを怠った場合、最大25000ユーロの罰金が課される。

尚、肝心の「危険地域」であるが、現在のところこの中に日本は入っていない。馴染みのある所ではアメリカ、ロシアが入っている。EUからはルクセンブルク、スペインの一部、ブルガリア、ルーマニアのリゾート地が入っている。このリストはロベルト・コッホ研究所によって随時更新される。

これで我々の生活はまたもや一部自由が制限されるが、もはや背に腹はかえられず、国民の大多数もこれは止む負えない措置として受け止めている。ただ本当に厳しい状況、つまり本当の第二波は夏が終わってから来る事は間違いない。覚悟しておくべきだろう。

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