トーマス・ミュラー、夫婦で東京五輪に参加の可能性

今年は知っての通り東京五輪が開催される。基本的にドイツ人はオリンピックにはそこまで熱を入れない国民性なのだが、サッカーとなると話は別になる。ダントツの超人気スポーツだけに、金メダル獲得は他の競技とは異なる特別な思い入れがある筈だ。

さて、このオリンピック代表チームは原則23歳以下と定められているが、3人までオーバーエージ枠として23歳以上の選手を呼ぶ事ができる。そこで注目のニュースとして、ドイツ代表100キャップを誇るトーマス・ミュラーがこの枠で呼ばれる可能性があると数日前至るメディアで報じられた。

ミュラーはその圧倒的な実績でEURO2020のメンバー入りは間違い無いと見られていたが、昨年驚きの構想外が発表された。しかし、その実績のみならず明るいキャラクターで非常に人気も高く、経験も豊富だ。五輪のオーバーエイジ枠にはうってつけの人材と言えよう。更にそれだけでなく、妻であるリサ・ミュラーも実は馬術の選手として東京五輪へ参加できる可能性がある。つまり、もし実現すれば、晴れて夫婦での東京五輪参加となる。

もちろん、ミュラーはクラブでブンデスリーガ及びチャンピオンズリーグも控えており、こちらに専念するのが本分であり、本人もそれに集中したいとのコメントを出している。また、妻のリサもまだ参加が計算できるような状況では無い模様である、しかし、理論上は可能性が残されており、もしも夫婦での五輪参加が実現すれば両者にとって夢のような話となる。もちろんドイツの世間にも注目に値するニュースだ。

また、何故私がこの話題を今回取り上げたのは、ミュラーに関してもう一つ個人的に注目している事があるからだ。というのも、ミュラーのFCバイエルンとの契約は2021年までとなっており、この契約を満了すれば間違いなく移籍する。

ミュラーはまさにバイエルン生え抜きのスターであり、長年チームの顔でもあったが、ベンチを温める日も徐々に増えつつある。ひょっとしたら今シーズンがFCバイエルンでの最後の年になるかもしれない。

そして、私はこのタイミングで密かにミュラーが日本のJリーグへ移籍してくれる事を期待しているからだ。そんな噂は全く出ていないので、有り得ないと一蹴されそうだが、サッカー界では何が起こるか分からない。

それどころか最近はポドルスキやトーレス、イニエスタ、ビジャなどのスター選手も日本でプレーしているので、どうしてミュラーがあり得ないと言えようか。ミュラーは決して巧い選手ではないが、派手な技術や圧倒的な身体能力が無くとも世界の超トップレベルで活躍出来る事を示した選手でもある。

また、その明るいキャラクター、どんな時でもポジティブで相手をリスペクトする姿勢に私は非常に好感を持っており、是非こんな選手が日本から出てきて欲しいと思っていると過去に書いた事がある。8月の日本は極めて暑いので気に入ってくれるかは微妙だが、是非東京五輪のオーバーエイジ枠には入って欲しい。何れにせよ、もう一度ドイツ代表のユニホームを着たミュラーを見たいと思っているのは、私だけではない筈だ。