高額の立体駐車場で時間超過の違反をした私をタダで出してくれた管理人

先週フランクフルトに車で行ってきた。ホテルの近くにある立体駐車場に車を丸2日間ほど駐車させておき、いざ帰るべくパーキングチケットを自動精算機に入れたところ、カードが読み取れないとの表示が出てきた。別の機械で試してみても無理だし、変だと思って立体駐車場の使用条件を読んだところ、24時間しか駐車してはならないと書いてあるではないか。

しかも料金は24時間で35ユーロと高額だ。なるほど、私は2日間停めていたのでそれでカードが読み取れないのは間違いない。私はいつも利用する立体駐車場に停めたつもりでいたが、どうやら勘違いしていたようだ。仕方がないので精算機についてあるSOSボタンを押して助けを呼んだ。こんな会話だったと思う。

: Hallo, ich möchte bezahlen, die Karte ist aber nicht lesbar.(支払いをしたのですが、チケットが読み取れません)

管理人: Wann sind Sie reingefahren? (いつ入ってきたんですか)

: vorgestern.(おとといです)

管理人: ok, fahren Sie bitte an die Schranke, da kligeln Sie mich wieder an.(出口の遮断機のところまで車で行って、そこでもう一度私を呼び出してください)

という訳で車に乗って遮断機まで行ってそこでもう一度ボタンを押して管理人を呼んだ。すると遮断機が上がり車で出ることができた。支払いをする事なく立体駐車場の外に出ることができたのだ。もちろん私は車を側に停めて再び徒歩で駐車場に入りもう一度管理人に連絡した。

: ich bin rausgefahren, wie gehts weiter?(外に出たけど、それからどうしたら良いのですか)

管理人: die Karte ist ungültig, alles in Ordnung.(チケットは無効です、問題ありません)

: ich muss aber doch bezahlen oder?(でも支払いをしないとダメでしょう)

管理人: Nein, alles gut, Sie können weiterfahren. Tschüss!(いいえ、大丈夫です、そのまま行ってokです。さようなら)

私はまさかタダで出車出来るとは思わなかったので相当呆気にとられ、何かの罠ではないかと疑ったが、それで良いというのならそのまま出て行った。ビデオなどでナンバーを割り出して後から請求して来る可能性もあるが、金がいるなら普通直ぐにもらった方がいいだろうし、実際私は払う意思があったのでそれを敢えてやり過ごす意味なんてないだろう。大体、チケットは無効で支払いもしなくて良いとはっきり言ったのだ。こんな会話の後に請求する方がよほど面倒な話になるのは間違いない。

というわけで本来なら丸2日分の料金70ユーロ+ルール違反の罰金を私は計算していたので相当得をしたことになる。ちなみにこの立体駐車場は相当巨大で綺麗に整備されており、管理会社の電話番号も明示してあり、まともな会社が経営していると筈だ。

しかし、私は駐車場経営というものはサッパリ分からないが、そんないい加減なことで商売ができるのだろうか。パーキングロックをつけてまで絶対に違反者は外に出さない意思を明確にしている日本では先ずあり得ないだろう。

まあパーキングロックを取り付けたり、そのメンテナンスや、違反者を取り締まる人員の費用や時間を考えると、案外こんな適当な事をしてる方が長い目で見れば儲かるのかもしれない。私の場合はたまたま例外的な対応かもしれないが、こんな適当な事がまかり通っている国が経済的に繁栄しているのはそれでも不思議なもんだ。