ユルゲン・クロップ、試合後のインタビューで堪忍袋の緒が切れる

ここ数年でドルトムントをヨーロッパの強豪と渡り合えるまでに成長させたのは他ならぬ監督のユルゲン・クロップだが、昨日はのチャンピオンズリーグ準々決勝の第1戦は、レアル・マドリードにレベルの違いを見せつけられ0-3で敗れた。まだホームの2ndレグがあるとはいえ、逆転は極めて厳しい状況となった。

クロップは今やドイツを代表する監督の一人であり、明るい人柄に、人を惹きつける話術も巧みでお茶の間での人気も高い。現在マンUに所属する香川真司の恩師でもあるので、日本でも有名だろう。クロップは本当に感情豊かで喜怒哀楽が表に出る本当に分かり易い人物だ。それが彼の人気の源でもあるのだが、さすがに昨日の惨敗はこたえたらしく試合後のインタビューでは流石に堪忍袋の緒が切れた。

インタビュアー「Mr.クロップ、(0-3で負けて、2戦目の前に)もう勝負はついてしまいましたね」
クロップ「…… そんな馬鹿げた質問には、こちらも馬鹿げた答えしかできないね…」

険悪な雰囲気でクロップはスタジオを立ち去った。レポーターの質問も挑発的だったが、クロップも相当虫の居所が悪かったのは想像に難くない。

試合は私は後半しか見ていないが、既に0-2となっており、ドルトムントはもはや攻めるしかないという状況だった。確かに何度かチャンスらしき場面はあったが、最後のところでレアルの守備陣の足が出きて、チャンスをものにできない。いや、レアルにはそれでも余裕があったように思える。それどころか逆にレアルはドルトムントのミスにつけ込み3点目を奪うことに成功する。ここぞという時の集中力とプレーの精度、1対1の強さで、レアルはドルトムントを凌駕している。

ドルトムントはロイスがチャンスには絡んでくるが、10番のムヒタリアンが期待外れで、完全なブレーキだ。この選手、バイエルンに移籍したゲッツェの後釜に入ってきたアルメニアのスターだそうで、確かに時折エレガントなプレーを見せる。しかし全体的にプレーが消極的で、1対1にも弱い。

ムヒタリアンは案の定途中交代になったが、ドルトムントは控えの選手のレベルがこれまたガクッと落ちてしまうのが辛い所で、状況は全く改善されない。レヴァンドフスキがいないのを差し引いても完全な力負けだろう。

今年のCLの優勝候補筆頭は巷ではバイエルンという声が多いようだが、私はレアル・マドリードではないかと思う。このチーム、抜群に効率のよい決定力を持つ上に、ミスをすると言う雰囲気がない。エジルを放出したレアルが成功するのは喜ばしくは無いが、その勝負強さは認めざるを得ないだろう。

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