完全にレアルの術中にハマったFCバイエルン(CL準決勝1stレグ)

世界が注目する今日のチャンピオンズリーグの準決勝、レアルマドリード対バイエルンの1stレグは1-0でレアルが勝利した。まだ2ndレグがあるとはいえ、今日に関して言えば、バイエルンは完全にレアルの術中にハマった印象であり、私はこういう展開は十分にあり得ると思っていた。

レアルは私が大ファンであるメスト・エジルを放出しており、私はすっかりアンチであるとはいえ、今日の試合運びは流石としか言いようが無い。これもイタリアの名将、アンチェロッティの為せる技だろう。

今年のバイエルンは巷では史上最強と言われているが、私は去年のほうがバランスが取れた良いチームだったと思っている。今年のバイエルンのスタイルは、常にボールを保持し、試合を支配することだ。

今日のボール所持率もレアルのホームにも関わらず前半途中では75%に達した。しかし、しっかりと中央を固められて殆ど決定的なチャンスを作れない。手詰まり気味のバイエルンはサイドに張り付くロッベンにボールを集めるが、彼の個人技はお見通しと言わんばかりに余裕を持って対応され、結局クロスを上げては跳ね返される。

逆にレアルのカウンターは危険極まりなく、ロナウドやディマリアやベンゼマといった世界最高峰の選手たちが襲い掛かってくる。ヒヤリとする場面は1度や2度ではない。

これは私の仮説に過ぎないが、今年のバイエルンのようにボール保持に拘ると著しくカウンターに弱くなるのではないかと推察される。余りにも攻めている時間が長いと、やはり突然攻められたときにテンパったり、集中力が散漫になるのでは無いか。

レベルの落ちる相手ならともかく、レアルのような世界最高峰の攻撃陣にカウンター喰らうともはや大ピンチはお約束だ。そういえば準々決勝のマンU戦でも一方的にボールを支配しながら、カウンターで先制点を許している。この時は直後に同点に追いついたことで流れを引き寄せたが、一歩間違えば敗退だった。

バルセロナのように育成段階からこのスタイルを染付けているならともかく、まだドイツ人には馴染んで居ないのかもれない。ペップ・グアルディオラの挑戦はまだまだ道半ばだろう。

前半はカウンターに徹していたレアルも後半になると時折ボールを保持して試合をコントロールし、攻め気にはやるバイエルンをいなしている。相変わらずバイエルンは攻め込むも決定的なチャンスを作れない。実に老獪なレアルだ。

バイエルンは今回のアウェー戦を0点に抑えられたことで、2ndレグ苦しい状況で迎えることとなった。私はバイエルンの逆転勝利を望むが、多分第2ndもレアルのイタリア人監督アンチェロッティの策略にハメられて敗退すると思うのは私だけではあるまい。