渦中のエジルとギュンドアン、ドイツ大統領を訪問し国民からの誤解を解く

W杯を前にしてトルコ大統領エルドアンの選挙活動に加担したと解釈される写真を公開され、国民の大多数から痛烈に非難されているドイツ代表のエジルとギュンドアンであるが、国民への誤解を解くべくドイツ大統領のシュタインマイヤーの下へ赴いた。

当然、ドイツ代表としてみればこのW杯の直前の時期に、サッカーに無関係なところで国民を敵に回すような行為を放置しておくわけには行かない。ドイツの国家元首であるシュタインマイヤーのお墨付きを得て、一刻も早く自体の鎮静化させる必要があると判断したのだろう。国民にとってサッカードイツ代表のステータスの大きさ、ドイツとトルコ、そしてエルドアンというテーマが如何に複雑で厄介なものか物語っている。

シュタインマイヤーはこの会合での話をフェイスブックで投稿し、そこでは長い時間スポーツだけでなく政治について語り合ったとのことだ。そして自らの過去の演説を引用し「一人の人間は2つ以上の故郷を持ち得る」として、この2人がドイツのほかにトルコを故郷としている事に理解を示し、また人々の多様なルーツに対し敬意を払う事こそ重要なドイツの価値観であると呼びかけた。

これに対し、エジルとギュンドアンは共にドイツが自らの国であり故郷であることを約束し、シュタインマイヤーはこの2人をドイツ代表としてW杯で優勝するのだと激励して答えた。

ドイツ大統領のシュタインマイヤーは元ドイツの外務大臣として非常に評価が高い生粋の政治家である。このような状況を丸く収めるために、どんな言葉を必要としているか知っているだろう。また、国家元首としての威厳、そして元々ある国民からの人気の高さがある。

このシュタインマイヤーのコメントをきっかけに、これで感情的になっていた国民の非難は鎮静化することが予想され、エジルとギュンドアンもドイツ代表として大統領からのお墨付きを貰った。これからは代表チームともどもW杯に向けてサッカーに集中できるだろう。

また、ドイツ代表のチームマネージャーのビアホフによると、2人は今後ともドイツ社会における多文化融合の大使としての役割も引き続き務めていくとの事だ。2人のこの役割が今後もドイツ社会に受け入れられていくかは、ドイツ代表選手としての振る舞いが重要なのは言うまでもない。

しかし、まずは今回のW杯を最高のコンディションで臨み、活躍することが重要だ。サッカー選手としての高い価値があってこそ、この2人の社会的な影響力が大きくあり続けることが出来る。今回の件は図らずも社会に大きな波風を立ててしまった2人だが、是非とも奮起してドイツを優勝に導いて欲しい。