2006年「夏のメルヘン」の再来なるか、EURO2024の開催国に決定したドイツ

本日、ドイツのサッカーファンにとって喜ばしいニュースがあった。サッカーEURO2024の開催地がドイツに決定したからだ。ドイツは2014年W杯優勝時のキャプテン、フィリップ・ラームを大使に据えて招致活動を行い、ライバルのトルコを抑えて見事誘致に成功した。

ドイツでサッカー男子代表チームのビッグトーナメントが開催されるのは、2006年のW杯開催以来である。このW杯は素晴らしい雰囲気と盛り上がりの中、大成功に終わった大会であり、今回のEURO2024開催を歓迎する声も大きい。

まずスポーツ面から言えば、このEUROは欧州ではW杯に匹敵するステータスのある大会である。残念ながら前回大会から参加国が増えたので大会のレベルは落ちた感はあるが、それでもW杯のような長距離移動がない上に、欧州の国々は実力が拮抗しているので、白熱した試合が多くなる。歴代の優勝国もW杯のように強豪国に偏っていない。

更にこのEUROは大きな経済効果も見込まれている。2006年のW杯はおよそ0,3%の経済成長を押し上げる効果があったと言われており、このEUROの開催も同様のポジティブな経済効果が見込まれている。基本的にドイツはこのような大規模イベントの開催は得意としており、国際的なメッセなどの開催も普段から盛んだ。

また、EUROは欧州内のイベントでもあるため、移動や宿泊、コミュニケーションの面から言ってもストレスも少ない。スタジアムなども既存の施設を利用する事も可能なので、市民の生活、そして財政的にもリスクが少ないのもポジティブな点である。

試合が開催される都市はベルリン、ミュンヘン、シュトゥットガルト、デュッセルドルフ、ケルン、ハンブルク、ライプツィヒ、フランクフルト、ドルトムント、ゲルゼンキルヒェンの予定になっている。ぱっと見たところフランクフルトを拠点にすればどこも電車で簡単に行けそうな都市だ。

しかし、当然のことながら、この大会が成功するかはドイツ代表の成績やプレーぶりに大きく左右される。最高なのは2006年の「夏のメルヘン」の再来であるが、ワーストケースは今年のロシアW杯のような雰囲気だろう。まあ、これ以上に悪くなる事はまず無いと思うが、ドイツにとってこの自国EUROの優勝は2006年同様、国家的なプロジェクトになる。

そして、順当に行けば、この大会のドイツ代表キャプテンはヨシュア・キミッヒになる筈だ。監督はおそらく現リバプール監督のユルゲン・クロップだろう。これは少々先の話であり私個人の願望でもあるが、2024年が楽しみである。ドイツサッカー界にとっても、久々に明るいニュースと言えるだろう。

にほんブログ村 海外生活ブログ ドイツ情報へ