Sparkasse(貯蓄銀行)の口座手数料が上がったので、解約してネットバンクに変更する

ドイツにはSparkasseと言われる、いわゆる貯蓄銀行というやつが至る所にある。私はこのSparkasseが他の銀行と何が違うのか正確に把握していないが、簡単に言えばそれぞれの市町村が出資あるいは運営している金融機関だと理解している。よってほぼ全ての市町村にSparkasseは存在し、何処に行っても支店を見かけることができる。

業務自体は普通の銀行が行なっている事と同じだが、グループ全ての顧客数を集計すればドイツで最も多い。ドイツに来た当時、知り合った日本人の殆どはまずここで口座を開設していたと記憶しているし、それに倣い私もドイツで最初の口座はここで開設した。

現在私はそのSparkasseで家庭用の振替口座(Girokonto)を持っているが、この口座維持手数料が月3,95ユーロから6,95ユーロに2月から上がるとの通知が来た。私は値上げ自体には理解が無い訳ではない。最近の低金利のせいで銀行は軒並み利益を出すのが苦しくなっているとのニュースを聞いていたからだ。Sparkasseはその中でも特にこの低金利の煽りを受けたビジネスモデルであるらしく、最近になって地域同士で合併したりして多くの支店を閉鎖している。

私が思うSparkasseのメリットは何処の市町村でも比較的近くに支店があること。それから、地域密着型のビジネスをしているから担当者と緊密なコミュニケーションが取れる事だ。ただ私はもう殆ど支払いはカードだから、現金を下ろしに行くのでさえ数ヶ月に一回である。また、本来自分のお金の運用に関してアドバイスが貰える事は非常に重要な事だと思うのだが、私個人はSparkasseには一度もそういった件で話をする機会もなかった。

もう一つ大きなメリットがある。Sparkasseは既に述べたように公の機関と言って良い存在なので、倒産する事は先ずないと言われている。この高い安全性がSparkasseの存在意義であり、解約によって私が失う唯一のメリットだと思われる。

しかしそれでも、口座維持の為に毎月6,95ユーロ払うのはさすがに高すぎる。替わりのプランを勧めてくる訳でもなかったので解約する事にした。

替わりの家庭用の振替口座はいわゆるDirektbankと呼ばれる、オンラインに特化した銀行で作る事にしており、既に申し込みは済ませた。それなら口座維持手数料は無料である。私は既に自分の個人用振替口座はこのネットバンキングを利用しており、これには非常に満足している。この感想はいつかまた書いておきたい。

但し、こちらもいつか口座維持手数料を請求してくるようにはなるかもしれない。中央銀行の低金利が問題なら、何処の銀行も多かれ少なかれ同じ問題を抱えているであろう。