ヨーロッパの鉄道で遅延が発生した際には、時間に応じた料金返還制度がある

約3ヶ月ほど前に久しぶりにICEを利用し、遅延もなく快適に移動できた事を記した。アウトバーンが無料でも確実に渋滞にはまる車よりは、長距離ならお金がかかっても電車で移動する方がましだと思いつつある。最近特に思うが、渋滞にはまっている時間ほど害なものはない。何も生産できず、無駄に燃料を消費し、イライラする上に体力を消耗する。環境にも悪い。失った金は取り戻せる事もあるが、無駄な時間は帰ってこない。

そう言う訳で、今回も再びICEを利用する事にした。そしてその結果から言えば帰りの列車で大幅な遅延が発生してしまった。途中で急に列車が止まり、そのまま1時間以上待たされた。原因はどうらや線路上に歩行者が入ってきたらしく、危うく轢きそうになったとの事だ。しかもそれが本当に間一髪だったらしく、運転手が相当ショックを受けていたからだそうだ。仕方ない、それは精神的に負担になるだろう。大事故にならずに何よりだった。

列車が再び動き始めて暫くすると、車掌が乗客全員に返信用封筒と共に手紙を配り始め、私もそれを受け取った。それは列車の遅延証明するスタンプが押してあり、必要事項を記入し返信用封筒に入れてドイツ鉄道に送り返すと60分以上の遅延で、料金の25%が返還される旨が記してあった120分以上になると50%が返還されるらしい。このルールは2009年から存在し、ヨーロッパの鉄道では共通だそうだが、私は知らなかった。

また、この料金の返還制度は、悪天候やストライキなどで遅延や欠便が発生した場合でも有効になる。これは2013年に欧州裁判所が決定したらしい。一方で飛行機はこの場合、お金は帰ってこない。航空会社は自分たちのミスで3時間以上の遅延が発生した場合のみ弁償の義務が生じる。

もちろん、遅延がないに越したことはないし、ドイツ鉄道の遅延率も依然として高いかもしれない。しかし、最近はドイツ鉄道の遅延率よりも渋滞にはまる確率、或いは工事の為に道路が封鎖されている確率の方が高い。それだけ道路交通状況が悪化している感覚が私にはある。それに取り敢えず電車が動かない間も今年から設置された無線LANがあるから、電車が停止中もそんなに暇はしなかった。その時間に仕事だってできる。

一方で飛行機もつい最近私は利用したが、こちらのルフトハンザ機も1時間遅延した。最近はルフトハンザのストライキは落ち着いたとは言え高いお金も取られるしそんなに頻繁に利用はできない。どうせ空港に到着するまでに渋滞にもはまる。格安航空会社のエア・ベルリンは経営危機の真っ只中で遅延や欠便の連発だそうだ。そう言うわけで私の中ではドイツ鉄道の利用価値は相対的に上がりつつあると言っておこう。