ドイツ代表、ロシアW杯グループリーグの展望と優勝の為の皮算用

昨日はロシアW杯の組み合わせ抽選会が行われた。そしてドイツはグループFでメキシコ、スウェーデン、韓国と対戦する事が決定した。この中でもメキシコ、スウェーデンはやや厄介な相手ではあるが、ドイツのグループリーグの突破を阻む程の難しい組ではない。

そもそも、ドイツはW杯において格下に番狂わせを許す事が極めて希な強豪国である。いつの時代も突出した個人能力に頼らない組織的なプレー、油断せずどんな相手や状況にも対応する戦術、それが毎回出てはベスト4までは進出するという安定感を実現しているのだろう。今回の抽選においても、是が非でも避けたかったのは第2ポットのババであるスペインを引く事であったが、これは無事に避けられた。まあ何れにせよドイツがグループリーグで敗退するのは考えられない。

寧ろ気になるのは隣のグループEにブラジルが入った事だ。ブラジルが予定通りこの組を首位で通過した場合、ドイツがしくじってグループFを2位で通過するような事があればKOラウンドの1発目でいきなりドイツ対ブラジルが対戦する事になる。これは両国とも避けたいだろうから、お互い隣の組の結果を横目で見ながらの戦いになるだろう。ブラジルの首位通過を前提として、ドイツはグループFを是が非でも1位で勝ち抜ける必要があるので、前回のユーロの時のようにグループリーグを試運転で大会の後半に向けて徐々に調子を上げて行くという調整は難しい。最初から全力で行く必要がある。

ドイツは最初のメキシコ、スウェーデンで2勝し、最終戦を前に首位通過をほぼ確実に出来れば最高だが、ここを1勝1分でも全く問題ない。むしろ下手にリスクを冒して1つ負けるような事があると自力での首位通過がなくなる可能性大なので、それだけは絶対に避けたい。

傾向として言えば、毎回ドイツは一般的に重要と言われるグループリーグの初戦は完勝したのち、2戦目は引き分けることが多い。今回も初戦のメキシコ戦で順当に勝利したならば、2戦目のスウェーデン戦で負けないことを主眼においた戦術サッカーを展開し、最後の韓国戦で容赦なく大量得点で勝ちに行くだろう。最終的に2勝1分けで勝ち点で並んだとしてもドイツの攻撃力を持ってすれば得失点差で首位に立てる可能性が極めて高い。

因みに、本当に一歩間違えればこの韓国のポジションに日本が入るところだったので、抽選会は結構ハラハラして観させてもらった。まあドイツ対日本を見てみたい気もあるが、さすがにこのグループFに入っていればもう終了だっただろう。4チームの実力が比較的拮抗したHならチャンスはある。前回大会の日本にはかなり失望させられたので、ロシア大会は何としても頑張ってもらいたい。

ドイツに話を戻せば、グループリーグを首位通過してしまえば、ベスト4まではフランス、スペイン、ブラジルといった優勝候補との対決は避けられる見通しなので、順当にいけば今大会もベスト4に進出する。これはドイツにとって決して難しいミッションではなく、完全なノルマだ。真価を問われるのはベスト4以降で、ここからドイツが得手としない肉を切らせて骨を断つ戦いが出来るかだ。おそらくベスト4でスペイン、決勝でフランスかブラジルと対戦となるだろう。

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