史上最速で退場者を出したドイツ、エストニアに苦戦の末勝利する(EURO2020予選)
本来なら楽勝の筈のエストニア戦は前半14分に退場者を出し、前半終了時にはスタンドから「レーヴ出て行け」のコールが出る苦しい試合となった。この日2得点1アシストのギュンドアンの活躍によってドイツは何とか勝利した。
本来なら楽勝の筈のエストニア戦は前半14分に退場者を出し、前半終了時にはスタンドから「レーヴ出て行け」のコールが出る苦しい試合となった。この日2得点1アシストのギュンドアンの活躍によってドイツは何とか勝利した。
EURO2012のドイツ代表はプレーの美しさ、鮮やかさから言えば過去最高のチームだった。準決勝イタリア相手に圧倒的有利が囁かれたドイツだったが、戦術ミスと個人レベルのミスが重なり惨敗を喫する事になる。
グリンデルはその立場に相応しく無い数々の振る舞いで、これまでで最も悪評の高かったDFBのボスだろう。今回の辞任により、ゴタゴタ続きだった代表チームのマネジメントが改善される事を期待したい。
EURO2020の予選の招集メンバー発表に先立ち、レーヴはFCバイエルンの3選手を戦力外とする方針を明らかにした。この決断はもとより、その発表のタイミングと手法が果たして正しいのか議論を呼んでいる。
4年に1度の国民的イベントであるサッカーW杯でドイツがグループリーグを敗退するなど、誰が予想しただろうか。バラバラのチームに白けた国内の雰囲気は、まさに分断されたドイツを象徴していた。
ドイツ代表監督として進退が掛かったと言われるパリでのフランス戦、遂にレーヴはこれまでの主力選手の多くを外し、戦術も完全に変更する賭けに出た。これは吉と出たと言って良いだろう。
ドイツ代表のキャプテンとして絶大な発言権を持っていたバラックにも遂に落日の時が訪れた。しかし、このバラックの処遇は監督のレーヴにとって一筋縄ではいかない厄介な事態に発展することになる。
UEFAネーションズリーグのオランダ戦、ドイツはロシアW杯の課題を引きずったまま0-3で完敗した。来年のリーグBへの降格が近づいただけでなく、レーヴの進退問題が再燃するのは避けられない状況となっている。